リハビリテーション部理念
地域の皆様に信頼され、その人らしい生活の回復を目指した質の高い安全な
リハビリテーション医療を提供します。
基本方針
1 急性期から維持期までの連続的かつ安全なリハビリテーションの役割を担います。
2 患者さんの権利を尊重し、患者さんの気持ちを考慮した心温まる医療を提供します。
3 地域の医療機関や施設・家庭と連携して、生活の質の総合的向上を目指します。
4 患者さん個々の心身機能・活動・参加を重要視し、チーム医療によるリハビリテーションを
行います。
5 不断の学習と自己研鑚に努めます。
リハビリテーション部スタッフ(2024年6月現在)
リハビリテーション部長
医師:八幡順一郎
理学療法士(PT) 32名
作業療法士(OT) 23名
言語聴覚士(ST) 4名
公認心理師(CP) 1名
事務 1名
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リハビリテーション提供体制(2024年6月現在)
リハビリテーション施設基準 |
脳血管疾患等リハビリテーションT |
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運動器リハビリテーションT |
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呼吸器リハビリテーションT |
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廃用症候群リハビリテーションT |
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がんのリハビリテーション |
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集団コミュニケーション療法料 |
外来リハビリテーション |
月曜〜金曜(平日、午前) |
生活習慣病患者に対するグループトレーニング |
月曜〜金曜(平日9:00〜11:00) |
盛岡つなぎ温泉病院メディケアプラザ |
訪問リハビリテーション
通所リハビリテーション |
メディケアプラザ中央通り
(詳細はリンクをご参照ください) |
訪問リハビリテーション
通所リハビリテーション |
設備
理学療法室、作業療法室、木工室、ADL室(和室・調理室・浴室)
言語療法室、心理療法室、プール
当院の特徴
●プールでのリハビリテーション
当院は、温泉プールでのリハビリテーションを行える病院です。
更衣室、トイレ、シャワー、水中用車椅子、水中運動用器具なども整備されています。
水温は、34度前後の不感温度に設定されており、季節を問わず快適に水中での運動を
行うことができます。
「手足を動かして運動する」「立ってバランスをとる」「歩く」ことが目的のプールです。 |
水深は 3段構造
60cmエリア
85cmエリア
110cmエリア
広さは 約10m×7m
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入院・外来患者さんは、PTスタッフとマンツーマンで、水中での運動やバランス・歩行練習を
行います。
生活習慣病患者さんは、グループトレーニングで水中運動(アクアビクス・アクアウォーキング)を行います。
特に、整形外科疾患患者さんで多く使用します。
(変形性股関節症、人工股関節置換術後、変形性膝関節症、人工膝関節置換術後、骨折術後、
脊柱管狭窄症や腰痛症など脊椎疾患など)
水中の特性上、肥満の方や荷重時痛がある方には特に有効とされています。
呼吸器や脳血管疾患の方でも、医師とPTで評価して水中での運動を行うことがあります。 |
●急性期のリハビリテーション
主に一般病棟に入院中の患者さんが対象になります。
血圧・脈拍・体調などの全身状態や、各種検査の進捗状況、投薬などの
加療状況を確認しながら、医師の指示のもと安全にリハビリテーションを
行います。
急性期の入院生活は、治療優先でベッド上安静時間を強いられるため、
リハビリテーションでは廃用症候群の予防や改善、活動機会の確保、
心身機能・動作能力の回復を図っていきます。
摂食嚥下(飲み込み)の機能低下がある場合は、ST中心で嚥下造影検査(VF)や摂食機能療法も行います。
●回復期のリハビリテーション
回復期リハビリテーション病棟に入院中の患者さんが対象になります。
全身状態が安定した患者さんに対し、365日体制で、1日最大3時間 の
リハビリテーションを提供します。
必要以上のベッド臥床時間は減らし、生活リズムを意識して、
「更衣(着替え)」 「整容(身だしなみ)」
「トイレ」 「入浴」 「食事」 「移動(車椅子駆動や歩行)」
などの日常生活動作(ADL)に介入します。
OTでは「早朝ADL練習」として、朝6時30分から更衣・整容などの
トレーニングや「入浴練習」として動作能力が向上してきた患者さんに
対しての温泉入浴練習、自動車運転再開の支援などを行います。
PTではプールトレーニングや屋外歩行練習なども取り入れていきます。
STでは言語コミュニケーション障害に関わる失語症・その他高次機能障害の
評価・訓練、気管切開を有する患者さんの発声機能再獲得に向けた訓練を
行います。また、摂食嚥下機能の改善、栄養状態の改善について管理栄養士
との協同も特徴です。
必要に応じて、感染対策なども検討しながら、外出練習や家屋調査
(退院前に在宅へ訪問指導)も行います。
●生活期のリハビリテーション 療養病棟に入院中の患者さんが対象になります。
急性期や回復期と比べて頻度は少なくなりますが、長い期間の
医療処置・療養が必要な患者さんに対してもリハビリテーションを提供しています。心身機能や活動における維持・向上目的だけでなく、二次的合併症予防やQOL(生活の質)維持のためにも継続して介入しています。
外来での疾患別リハビリテーション
治療後・退院後の短期集中的なフォローアップが中心です。
PT・OT・STとも対応しています。プールでの水中運動も可能です。
介護保険認定の有無や、身体状況・疾患経過・リスク管理によって
対象とならない方もいますので、空き状況も含め、お問合せください。
生活習慣病患者に対するグループトレーニング(生活習慣病管理)
当院の外来に通われている糖尿病・高血圧・脂質異常症の患者さんが対象です。マシントレーニング・体操・プールでの水中運動を行います。
加療状況やリスク管理によって対象とならない方もいますので、
空き状況も含め、お問合せください。
訪問リハビリテーション ※リンクをご参照ください
通所リハビリテーション ※リンクをご参照ください
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●心のケア
公認心理師がお気持ちの面でのサポートを行っています。
必要に応じて心の健康状態を確かめ、
心の問題に直面された患者さんに対応いたします。 |
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教育・研修体制
入職後、リハビリテーション部の新人教育プログラムに沿って、
「当院リハビリテーションの特徴・オリエンテーション」
「回復期リハビリテーション病棟のリハビリテーションの特徴」
「接遇マナー」 「感染対策・医療安全」 「診療報酬」
「吸引」 「起居移乗介助」 「FIM」
「家屋調査」 「福祉用具」 などのセミナーや実技練習を受講します。
その他、新人1人に対し、1〜2名の指導者がつき、治療同行、指導、フィードバックを行います。
2年目後期には院内での症例発表、3年目では学会発表を目指します。
1月・6月にはスタッフ全員が、自身で立案した半年間の業務目標・キャリアアップ目標の振り返りと
次期の目標を設定します。役職者による人事考課面談にて確認していきます。
病院全体の研修の他、リハビリテーション部・PT・OT・STごとで、月1回以上の頻度で研修をおこなっています。「症例検討」 「学会の事前発表」 「実技練習」 「各自が学んだことの伝達講習」など、内容や形式は多岐に渡っています。 |
スキルアップとして、
日本理学療法士協会が推奨する登録理学療法士・認定理学療法士、3学会合同呼吸療法認定士、
福祉住環境コーディネーター2級、
介護支援専門員、
アスレチックトレーナーなどの資格を取得する
スタッフも多くいます。
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岩手県内だけでなく、東北各地のリハビリテーション養成校から実習生を引き受けています。
臨床実習指導者講習会の研修を終えたスタッフがチームを組んで指導にあたります。
医大学生や看護学生に対しても、チーム医療として協働するリハビリテーションを知ってもらうため、当院のリハビリテーション提供体制を紹介しています。
院外活動
地域包括支援センターや町内会などからの依頼を受け、転倒予防教室や介護予防教室へ講師派遣をしています。近隣施設に、理学療法士・言語聴覚士を派遣しています。
入所者へのリハビリ支援や、職員への介入指導をおこなっています。
地域ケア会議に参加しています。
地域からの要望に応じ、出前講座、体操教室も行っています。
出前講座の
ご希望
ご相談
のお問合せ |
〒 020-0055
岩手県盛岡市繋字尾入野64-9
盛岡つなぎ温泉病院 総務課
TEL 019-689-2101 (内線 123)
FAX 019-689-2104
E-mail wawawa@tsunagi-hp.net |
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